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「晩夏」読書中 

 「晩夏」のんびり読書中。

 読んでみると、確かに退屈だと言う人はいるだろうなという感じです。風景や家具などの描写に興味の無い人にはつまらないかもしれない・・・と思いつつ、じっくり読んでしまっているんですよね。家具等には特別関心があるわけではないのですが。

 本物の大理石の彫像って、綺麗なんでしょうね。美術館ぐらいでしか見る機会がないので、想像もしにくいのですが、雷鳴の中で光る像の美しさは素晴らしいものでしょうね。

 この物語は実にゆっくりと進んでいきます。一見退屈を感じそうな個々の場面も、心地良く読み進めていけるのは、作中でも示唆されている「全体の調和」のためでしょうか。薔薇に覆われた家、青春と思い出、鳥の鳴き声、美しい調度品、緑の畑、遠く連なる山々と湖。まさに夏の終わりのようなゆったりとした暖かい空気管。日本では暑すぎてそういった風情を楽しむどころではありませんが(去年は特にひどかった)ヨーロッパでは秋のように快適な気候らしいです。

 もうすぐ前編も終わりです。後編でどのようにお話が展開してゆくのか楽しみです。


 「森ゆく人」や「書き込みのある樅の木」もそのうち読んでみたいです。 

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