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風呂漫画と夏の終わり 

 話題の風呂漫画「テルマエ・ロマエ」を読んでます。やっぱり風呂はいいですね。読むだけで癒される感じ。現代日本と古代ローマ帝国を結ぶ風呂。ルシウスの真剣さが妙に笑えます。イタリア在住作者さんの風呂エピーソードも面白い。2巻では、イタリアのオーケストラの方々の日本でのはしゃぎっぷりに笑わせてもらいました。とにかく風呂!のアオリ文句が効いています。

 イタリアの新聞には「ローマ帝国ついに日本の漫画界を征服!!!」とかかれちゃったそうです(笑)。イタリア人のこのセンスは好きだなあ。

 「晩夏」下巻もようやく手に入れました。まだ読んではいませんが。急いで読むのがもったいないような気がするんですね、この方のお話は。上巻もまた読みたくなっているので、通して読んでみたいと思います。
 シュティフターは清々しく心地良い作品ばかりですが、たまにさりげなくシビアなことも描かれていたりします。「二人の姉妹」での「人は恩恵を与えるときでも不快な思いをさせずにはいられない」など。人生の苦味を知り尽くした人のように思えます。実人生ではかなり悲劇的な事件も起こっていたようです。「石さまざま」の序文も好きですが、「子供には向かない」文章なのですね。この作品集の中では「石灰石」「白雲母」が特に好きです。司祭さんの願いには泣けますが、ラストの暖かい感じが気に入っています。とび色の女の子は結局なんだったんだろう?人間なのか森の精なのかよくわからない。切なくて印象に残るお話でした。

 その他、最近気に入ったのは、小泉八雲全集の「お比丘尼さん」のお話。夫と子供を亡くして、子供のようになり、小さいものが大好きになったお比丘尼さん。一緒に遊んだ子供達の最後のお願いがとても可愛いんですね。

ゲームも楽しいですが、本を読むのはまあた違った喜びがあります。

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